要介護者と地域とのつながりを手助けする社会福祉士の特徴を知ろう

老人保健施設で働く

人とのつながりが大切な社会福祉士

2018/09/20

さまざまな場所で活躍する「社会福祉士」

社会福祉士はソーシャルワーカーとも呼ばれる社会福祉専門の国家資格ですが、その仕事内容は多岐に渡っています。身体的や精神的、経済的にハンデのある人から相談を受け、日常生活がスムーズに行えるよう支援したり、困ったことが解決できるよう支えたりすることが主な仕事です。そのため、高齢者に限らず、身体・知的障がい者やひとり親家庭などさまざまな人の相談に乗り、状況に応じた支援を行っています。また、地域や行政とも連携し、関連施設につないだりもします。それ以外にも、他の分野の専門職の人と連携して支援をすすめたり社会資源を開発したりなどの役割もあります。社会福祉施設で働くのが一般的ですが、特別養護老人ホームや老人保健施設、児童養護施設などの社会福祉施設や地域包括支援センターなど地域を基盤としてさまざまな場所で活躍しています。
社会福祉士は1987年の社会福祉士及び介護福祉法をきっかけに誕生した資格ですが、少子高齢化が進行しこれからますます高齢者が拡大していくと予想されている今、社会福祉士に対する期待はますます大きくなっています。

資格を取得するまでの道のりは?

社会福祉士は国家資格です。そのため、社会福祉士国家試験を突破しなければなりませんが、その試験を受けるためにはさまざまな道のりがあります。学生から社会福祉士を目指すのであれば大学で指定科目を履修して国家試験を受ける、短大で履修した後実務経験を積んで試験を受ける、といった方法がありますが、働きながら社会福祉士を目指すのであれば相談業務の実務経験と養成施設で学ぶことが必須条件です。毎日忙しい中で勉強を続けていくのは大変なことですが、実際に働きながら資格を取得した人もたくさんいるため不可能なことではありません。
社会福祉士国家試験は年に一回、筆記試験で行われますが、出題されるのは19科目と多く合格率も26.2%と決して高い数値ではありません。しかし、学習時間を確保したり参考書を用意したりなど環境を整えることができれば合格する確率も高くなるのであきらめずに頑張ってみましょう。社会福祉士国家試験に対する参考書はいくつも出版されていますが、その中でもおすすめなのが最新の法改正にも対応し図表やイラストで分かりやすく解説し、楽しく学習できる「社会福祉士国家試験のためのレビューブック 2019」です。

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老人保健施設には要介護1~5までの高齢者が入所しています。そのため介護方法も幅広く学ぶことができますが、在宅復帰を目指してリハビリに力を入れているため、介護に対する問題も違った観点から考えることができます。

老人保健施設で働くなら(正式名称:介護老人保健施設)

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